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2008年9月22日 (月)

言葉。

皆さんこんばんは。更新が一切滞ってたことには何一つ触れず、何食わぬ顔で、しかも、前回までの流れを一切無視してぶっちぎろうとしているアレックスです。

                                                               

                                                                

今からおよそ3年ほど前の出来事です。

                                                                   

その日、私は出掛けたついでによく立ち寄るコンビニにタバコを買いに行きました。

                                                                  

                                                                  

いつものように無駄に偉そうに車を停め、いつものように無駄に偉そうに車から降りたとき、一台の車がコンビニの駐車場に入ってきました。
その車は、当時一番新しく出たばかりで最上級クラスのBMW…腰を抜かすほど綺麗な黒光りした車体。

                                                          

                                                                 

                                                                

何か…“ムカッ”としました。

                                             

                                              

                                           

『どんなバカタレが降りてくるか観てから入店しよう』
この妙な決意と共に、BMWの前を歩きながらガン見。


                                                                  

                                                                 

この時の私には、おおよそ誰もが容易に想像し得る“きっとホンモノ”が降りてくるという考えは微塵もなく、まるで鉄砲玉のような殺気をみなぎらせ、ギンギンにフロントウインドウから僅かに見えるスキンヘッドを見ていました。

                                                                

                                                                

ガチャっと、高級感溢れる音と共に運転席の扉が開き、男はノソッと降りてきました。

                                                                    

…ですが、次の瞬間に、さっきまでの私の考えがとても恥ずかしいものになるのでした。


                                                                    

                                                                  

確かに降りてきた中年の男の頭はスキンヘッドに間違えなく、はる○まや青○などでは絶対売っていないであろうド派手なストライプの入った見事な主張をするスーツ。
ま、ほぼホンモノかその業界に何らかの関係を持つ者でしょう。


                                                                  

                                                                 

しかし、男は両手に杖を持ち、ゆっくりと車から降りてきたのでした。
男の足は、怪我をしているのではなく、障害を持っているのは一目瞭然でした。
この時、私は何故あんなことを思ってしまって、穴が開くほどジロジロと見てしまったのだろうと後悔の念に捉われました。

                                                                

                                                               

男はトボトボとゆっくり歩いている私の後ろを杖を使いながら歩いてきました。
そして、私はコンビニの入り口の前に来たときにフッと気が付きました。
そのコンビニの入り口は自動ドアではなく、よくある『押す。引く。』の扉。

                                                                

                                                               

                                                                

…男の両手には杖。

                                                               

                                                          

                                                             

                                                             

気が付いたときには本当に無意識のうちにコンビニの入り口の扉を開けたまま男が来るのを待っている自分がいました。

そして、男がゆっくりと入り口までやってきて、扉を開けたまま待っていた私に顔面凶器のような顔をクシャクシャの笑顔にして一言だけ私に言いました。

                                        

                                        

                                        

                                        

「ありがとう。」 

                                                          

                                                         

                                                          

                                                          

この一言で私の頭のなかの何かがパンッと音を立てて弾け飛び、その一言は私の心に恐ろしくストレートに響いてきました。

                                        

                                       

                                       

                                          

『ありがとう』という言葉。今まで何百回、何千回、何万回というほど日常で何気なく聞いてきた言葉です。
ところが、この時はまるで初めて聞く言葉のように新鮮で、とても大切な言葉であることを改めてっというか初めて感じました。


                                                               

                                                               

そして、男は男の買い物をし、私は私の買い物をして別々にコンビニを出ました。

                                                                 

                                                              

                                                             

男と私のやりとりは時間にして、たった1、2秒の出来事でしょう。
しかし、私の人生にとってこの何でもない1秒が“ありがとうの意味”を学んだ掛け替えのない時間になりました。


                                                               

                                                                  

                                                                

日本人は、諸外国の人たちに比べ、『ありがとう』と言うことが少ないそうです。
                                          

『ありがとう』という言葉の代わりに、「ごめんね」「悪かったね」と言うことが多いそうで、言われてみればそれまでは私もそうだったかもしれません。

では、この出来事をきっかけに、私がそれまでより多く「ごめんね」「悪かったね」ではなく、『ありがとう』を言うようになったかどうかは分かりません。

でも、少なくとも『ありがとう』を言うときには口で言うだけでなく、言うべき相手にきちんと感謝することを重んじることが出来るようになった気がします。

                                                           

                                                               

                                                                 

この日の些細な出来事で、とても大きなことを学んだ気がします。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

よく考えたら他愛もない話なんですけど、私にとっては忘れがたい出来事でしたのでUPしてみました。


                                                          

                                                               

                                                               

以上、ともすれば忘れがちになる感謝の気持ち。
高慢になることなく日々謙虚に生きることを大切にしたい独裁者のような性格のアレックスでした。

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コメント

俺にいつもありがとうは?

ん?

とりあえず、フラックスを焚いてるときに隣でゴホゴホわざとらしく咳をするのをヤメテもらえますか?

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